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サバイバル、はじめの一歩!『インベスター Z』……漫画の力はすごいって話①

  この年で初めて「学びたい!もっと強くなりたい!」と自発的に行動しだした私です。

時代の移り変わりにすごい焦りを感じています。

自分がこの年まで生きてきた価値観の世界で 否定的に語られたり軽視されてきたものが脅威となり、いずれ自分はそれに殺されるのではないか?という不安が切実になってきました。

“わたしは既にリアルサバイバルの時代にいるのでは?”と、日々のニュースでなんとなく気配で感じ、生きてきた世界が全く違うゆまちゃんと話していて興味を持ち、夢中で読んだいくつかの漫画によってリアリティを増し(物語によって現実の認識がリアリティを持つってなんだが逆説的)今の自分に足らないものが見えてきたからです。

具体的にその脅威が何かと言うと、経済と暴力と政治です。

そして

私に足りないものは

お金と お金の知識、そして筋力 体力 体を使う能力、いろんなものから逃げたり戦うための知恵

だとわかりました。 ……このままだと丸腰のわたしはぜったいサバイブできない気がする!!

私の生きてきた世界の価値観では、お金儲けや肉体的な暴力や今の政治はマイナスのニュアンスで語られていました。 そしてそれら軽蔑する価値観に対しては距離をおいていたために無知でもあった。

自分には理解できないものわからないものって人は軽視したがる。軽視してるから知ろうとしない、

知ろうとしないからわからない、わからないから軽視して……永遠のループ

そして、ここ大事なんですけど、人ってわからないものって怖いんです

学生時代のある日、私と親友のうららちゃんは大学の研究室の前のテーブルでお茶しながら社会や将来の不安について話していました 。そこを通りがかった教授の松本先生に

「せんせー世の中こわいことだらけですぅ……」って泣き付いたらこんなことを言われました。

「だから私たちは勉強するんだよ。勉強して怖いものを無くしていくんだ。理解したら怖くなくなるからね。」

はー!そうか!なるほど!!って 世界が少し変わって見えました。

私は自分の怖いものを減らしていきたい。そしてそれから自由になりたい。

そのためにここ数年のうちに読んで私を行動に駆り立てたはこの 3 冊でした。

①インベスター Z 作者:三田紀房、出版社:講談社 モーニング

②日本沈没   作者:一色登希彦、出版社:小学館 ビッグコミックスピリッツ

③7seeds    作者:田村由美、出版社:小学館別冊 少女コミック→月刊フラワーズ

読んだことある人いますか?

漫画作品としての質はもちろんの事 これらの漫画にはただの娯楽を超えたリアルな情報が詰まっていました。
これらを義務教育で学ばないことが不思議なくらい基本的で簡単で大切なことばかり。

まず今回は①について書こうと思います。

おちこぼれ高校生が東大に受かるまでの特訓漫画「ドラゴン桜」で有名な三田紀房が作者の投資漫画です。

投資漫画……てなんやねん!?

投資ってことばに持っていた私のイメージはこうです↓

ぜったい上がると言われて買った(株、証券、外貨) 暴落して一家離散! 老後のための貯蓄が0に!子供に売春させて借金返済!地獄!生地獄!!一発逆転エスポワール!!(by.カイジ)

ようは投資ってパチンコや競馬などの賭け事のお金持ち版でしょ?それで老後のための貯金無くすなんてばかだ……おそろしいー

:(;゙゚’ω゚’):

です。 ちなみに実家の教育は「賭け事やるな、クレジットカードは持つな」でしたしね。

さて、「インベスターZ」ですが、

頭のいい高校生の主人公が学校の投資部で貨幣の成り立ちから歴史と経済のつながりを学び株やFXで投資部のお金(学校の運営費はここから出ている)を増やしていくといったストーリーです。

投資家の人が読んだら色々突っ込みたくなる箇所もあるのでしょうが(実際これを読んだからと言って投資の腕が上達するわけではないし)ちょうど読み始めと私がゆまちゃんの影響で始めた株式投資のタイミングが被っていたので夢中になって読みました。

そこには私が知らなかったお金の根本的な話が書かれていました。
冒頭で私が衝撃を受けこの漫画に引き込まれた箇所はこれです

紙幣というただの紙を価値あるものと皆が認識して信じているからこそそれでものが買える。

もし皆が「これってただの紙切れじゃん こんなものに価値ないよね いらないよ 大切な商品とは交換できない」と言い出したらそれはもうほんとうのただの紙 になってしまう。

だから私達は今の経済生活を続けたければ皆でそれを信じるフリ(魔法にかかってるフリ)をし続けるしかない。

ということがちょっとした恐怖でもって描かれています。

内容確認するために探して見つけた試し読み!↓

インベスターZ 1巻 フルカラー試し読み

政治情勢が不安定な途上国の人達は自国の政府を信じていなくて=自国の通貨を信じていなくて (いつ何時価値が無くなるかもしれないから)米ドルや金を持ちたがります。

ひとたび国を出るとにまったく価値のない通貨というのは多々あるそうで(イラク、ソマリア、ベネズエラジンバブエ、北朝鮮の通貨など)世界共通の価値あるものとしてドルや金が求められる。

女の人の純金アクセサリーは装飾品というより持ち運べる財産なんですね!

そんなことを改めて知った私はゆまちゃんと話した結果、記念日にはおそろいの純金リングをリクエストしました。 ほかにも、

・日本円貯金の一部を外貨(現物)に変えました

・金の積立を始めました(一部は現物)

・株に続き投信を始めました(現在はともに利益を確定していったん撤退中、ゆまちゃんは継続中)

・自分の総資産額を上記項目別に毎月収支表つけだしました

こういった分散投資についてわたしずっと知らなかったんですよね。

いや、おそらく社会の授業で学んでる事柄ももちろんあったはず。為替とか物価の変動とか金利とか。

しかし、実感としてなにも理解していなかったし意識もしていませんでした。貯金さえしていたら良い(しかもそれも出来ていない)と思ってた。

円高円安なんのこっちゃ海外旅行いかないから関係ないわー!ってな感じで。

お勉強として知っている知識と、リアルに自分の生活に関わる知恵とはかなり距離がある。

お勉強した知識を生きる知恵にするのは、私は身を持って経験、実感することが必要だと思っていたのですが、

いいえ

そんなことをしなくても漫画はそれを追体験させてくれます。

それをさせてくれるのが私の中の「面白い漫画」の定義です。

インベスターZを読みつつ、実際株の投資を始め外貨を少し持った私は世界を見る目が広がりました。広げざるを得ない。 なぜなら、ぽかーーんとしていたら自分の資産が減るからです(笑)

日本のニュース、世界情勢を見て、経済への関係を予想し、著名な投資家のインタビュー記事を読み日本の現状、自分の状況を外から見る。

そうしていくと今まで自分視点から見えていたぼんやりした問題や不安や見えていなかったそれらをくっきり立体的に捉えることができる。

問題がクリアーになったらサバイブしていく対策を練れる。あとは行動にうつせば良い。

行動しだすと経験値が上がるのでもっと世界を見る目が広がります。そのうえ今まで出会わなかった人にも出会います。

そうやってちょっとずつリアルをサバイブする能力をつけていってます。

面白い漫画はこんなふうに自分の意識をかえ、行動を生む。

「皆なにかを頑張ってるようだ、私も何かしなきゃいけない気がする、でも何をしたらいいかわからない」って人は、 まず面白い漫画をたくさん読む! でもいいんじゃないか?と思います。

一つの漫画を描くにあたり作者は相当の取材や勉強をしています。だから娯楽作といえどそこにはたくさんの情報が詰まっている。そこから自分のリアルに繋がるヒントがもらえるはずです。

物語を面白く読んで終わり!ではなく、そこからヒントを見つけ出す!くらいの気持ちで読んでみて下さい。教科書で勉強するより身になる知識がつくと思います。

そんな漫画を②③とまた紹介していきますねー!!