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海外旅行でよく感じること ~グローバル化でもローカルなままの価値観とそうでないもの~

GWに台湾に行ってきたよ!

ゆまちゃんと親友のうらるちゃんと3人で、美味しい物食べて現地の人と交流してきた!

そんな台湾あれこれと、わたしは海外旅行に行くたびにいつも同じようなことを感じているらしいのでここらで書き留めておこうと思います。
 

・空港で見るアンバランスな男女のカップル

ゆまちゃんに指摘されて気づいたんだけど、わたし日本を発つ空港の搭乗手続きのとき周りの人を見ながら毎回、

「なんで海外行く男女のカップルって女の子はみんなそこそこ小綺麗にして可愛いのに隣にいる男はもっさいことが多いのかな?」

と言っているらしい。

ゆまちゃんからしたら「知らんがな」って質問なんだけど。

もちろんバッキバキに二人しておしゃれで80年代のドラマから出てきたような美男美女のカップル(日本人の海外旅行が最も盛んなころの若者イメージ)もいるけれど、まれ。

もっさい男と小綺麗な女の組み合わせが目に付く。

同じ東アジア人カップルの組み合わせで目に付いたのは、日本のバブル期みたいな金もってそうなおっさんと、派手なショッキングピンクのピッチピチミニスカートの若い女性、とかの組み合わせ。

過去いろんなフェミ本を読んできた私には、

なるほどこれが小倉千加子が「結婚の条件」で言っていた“カネ”と“カオ”の交換なんだな・・・。

とあらためて納得したりする。

男はもっさくても年とってても、海外旅行に彼女を連れていけるくらいの経済力があれば小綺麗で若く可愛い彼女を得ることができる……と。φ(..)

ふだんは自分の生活してる環境でそれを意識することがあまりないんだよね。

経済的、文化的階層を、カネやカオでまたいでいる関係は見ない。

同階層での組み合わせばかり(主に地元マイルドヤンキーカップルとか)見ているので気づきにくいのだけど、情報や知識が先にあって現実にそういった具体例を眼にすると

ほほう!これが!

と、納得して理解してしまいます。

女同士のカップルで考えると、ボイかフェムかの違いや年齢差(たまに15歳差とかもいるいる)はあってもそういった外見上の強烈なアンバランスをあまり見ないもんなー。

 

 

・女の美しさの基準は世界共通 男のそれはローカル性あり

ハイブランドの免税店が並ぶ国際空港の中の風景はどこの国も同じ。

自分とは程遠いスタイルの西洋人と少数のアジア人黒人のモデルが、So expensive な ハイブランドのスーツやドレスに身を包んですかした顔をしている。
世界の美しさの基準は、こういう西洋を中心としたハイブランドが作り出して、しょっちゅう海外へ行き来できるお金のある人を取り込んで、お金のない人の羨望を元に、世界中に広げてていってるのだなー 

と、空港通過するたび思う。

 

わたしは若い人のストリートファッションを見るのが大好きで、外国に行ったら必ず本屋でその国の女性誌(ファッション雑誌)を見る。

ご当地のお洒落であろうひとの服装を見るのが大好きだ。

前回のマレーシア同様今回も、SNSで繋がった日本文化好きな台湾のビアンの女の子と現地で会った。マレーシアの過去記事はコチラ↓

    さて15年以上ぶり英語も喋れない私の海外旅行お役立ちアプリ情報も今回で最終になります。 あとは誰もが既に使っていたり必...

 

その彼女に台北唯一のビアンバー『Taboo』のクラブイベントにつれていってもらって、今の若い女の子のお洒落を見てきた。

(クラブイベントあるのは金曜と土曜の夜だけとのこと。気になる人は台北旅行の時は覗いてみてね!日本同様入り口で年齢確認あるからスマホでパスポートの写真撮って行くとよい。日本の運転免許書でもOK!)

なんかさー、街中でもわかることなんだけど、女の、お洒落、綺麗、可愛いとされるファッションって、国またいでもあんま変わらないよね~。

特に今回はアジアの中でも文化的に近い国台湾だから、正直ほとんどかわらない!
だって ビアンのボイの子のファッションは日本とは違った もん。彼女たちの服装は、

街中で見る台湾の男の子のお洒落とされるファッション 

だった。

フェムのファッションは日本と同じなのにボイのファッションは日本とは違った。(主に髪型)

 

それと同じこと日本にいてもわかるときある。

ゆまちゃんとよく行くお気に入りのインドとパキスタン料理のお店のテレビでは、いつもご当地のMV が流れている。

のどの奥から脳天に突き抜けさせるような独特の発声で、派手なドレスや若者ファッションの若い男女が踊りながら歌っている。

それを、いくつもいくつも何曲分も、ぼーーーーーっと観ていて気づく。

中心で歌い踊る女性は、私たち日本人が見ても違和感なく美しいと認識できる顔立ち(目鼻立ちが整って大きく)、

スタイル(等身が高く足が長く胸とお尻が大きい)、

服装(全世界共通の若者ファッション、またはラグジュアリーなドレス)、

メイク(日本人基準では濃すぎるが世界的には標準か)

そしてフェミニンな長い髪、にもかかわらず、

その隣で彼女をエスコートして踊る男性は、

「それカッコいいんか?」Σ(゜◇゜;)

と首をかしげる顔立ち(ごりごりした顔のおっさんとか)、スタイル(腹出てるとか)、服装(70年代から変化なし)なんですよ。

なるほどこれがインドやパキスタンのイケてるメンズスタイルなのね…… と納得しかけるのだが……

なんで女は世界基準の普遍的な美しさに吸収されていくのに、男は文化ごとのローカルの基準のままでOKなの?

と思いません???

……それはやはりフェミニズムが指摘する、「男は見る主体/女は見られる客体」の非対称性の現れでしょう。

男(主体)の所有する女(客体)の価値基準は、統一されている必要があるからです。

客体は主体が所有する財産なので、主体の世界で価値が統一されている必要がある。

また、女性が、選ばれる客体であることを内面化するほど、権力ある主体の価値観に自分をあわせていくのは当然のこと。

それが西洋のハイブランドの発するそれに皆が吸収されていく理由。

 

 

 

・子連れ夫婦の旅行者の多さ

台湾の空港では中国、韓国からのファミリーでの旅行者が多かった。

帰りの空港のフードコートでは、若い夫婦が一歳くらいの赤ちゃんをはさんで座り、交互にそれぞれの食事をスプーンで小さくすくっては赤ちゃんのお口にアーンんしている。

それをかわいいなーと思いながら眺めつつ、でも私だったらこんな小さい子供つれて旅行なんかぜったいやだ・・・疲れるにきまってる と思う。

そういえば以前マレーシアに旅行したときに泊まったコンドミニアムで、同じ家にシェアで宿泊していた旅行者もオムツの赤ちゃんを連れた西洋人の夫婦だった。

その時も(大きな荷物と赤ちゃん抱えて海外旅行なんて、すっごいハードモード……!!)

と思ったものだ。

でもねー、いっぱい小さい子ども連れた外国人夫婦見てたら納得したんだよね。

子どものお世話は母親一人の仕事じゃないからなんだなって。

子どもをお荷物だと思わせる世界で生きてないんだなって……。

赤ちゃん抱っこしてるのもやんちゃ息子を御してるのも父親が多い。席取るのも料理取りに行くのも子どもに食べさせるのも父親が一緒にやっている。

 

そういやある地方自治体が配布している冊子のイラストがTwitterで話題になっていた。
 

荷物を持ち、その腕で子供を抱き、もう片手では子供と手をつなぎ、、、、

その後ろに手ぶらで立ってる男は誰なんだ……? (まさか父親とか言うまいな??

 

って言う。

そら、こんなんデフォだと社会から思わされてたら、子連れ旅行なんか行きたくなくて当たり前だしそもそも子どもも産みたくないっしょ!!(笑)

 

 

海外旅行したり、ネットで海外の友達作って話をしたりするだけで、日本の良くも悪くも変なところを発見する。自分の生き辛さの原因がどこにあるかもわかっていく。

 

 

日本にしかない価値観が辛ければ日本から出ることを考えてもいい。

世界中で変わらない価値観が辛ければそれと戦っている世界中の人と繋がって一緒に戦えばいい

 

現地の人と知り合って話して笑ってご飯食べて、国が違ってもわたしたちは繋がれるんだって実感が、わたしの未来への希望になっています。

もっと英語がんばるぞ!そして次は海外転職だ!!