トランスフアーワイズ(改めWize)での送金にてこずってイラついてる、マレーシア出稼ぎ労働者あおでっす!
もともとはアカウントを日本の住所、日本の原付免許所で作成してたんだけど、そのアカウントでは「マレーシアから日本」への送金ができなくなった!
ので、アカウントの住所変更(日本からマレーシアの現住所へ)が必要になったんだけど、もうそれが、ちょーーーーめんどくさくて。
現住所を証明する書類が必要なのだが、パスポートもマレーシアの免許所も無効、
言われる書類はなく、何回も個人情報満載の書類をアップロードしては、
「残念ながらこちらは有効ではありません」と言われ。
最後ブチギレながらWizeのカスタマーサポートとメールやりとりしてまんた。
……最終的には、「個人の署名入りの現住所の賃貸契約書」が受理され、無事住所変更ができましたとさ。
今後トランスフアーワイズ(改めWize)で日本国外の現住所に住所変更する人がいたら参考にされてくださいまし。
さて、今回はその住所変更には有効ではなかったマレーシアの自動車免許を無事ゲットしたおはなし。
実習を終えた後は試験前日のグループレッスンに参加
前回は、「実質英語のテストだった筆記テスト」、「計16時間で実習が完了する」点について話しました。
必要な実習を終えたら、あとは試験日の予約を入れ、試験日前日のグループレッスン(参加必須)に参加するのみです。
グループレッスンでは、自分の苦手とするポイントを集中して練習させてもらいます。
何コマ分でも居座って復習してもいいのですが、結局みんな疲れちゃって、
一コマ分(2時間)やったらかーえろ!何とかなるっしょ~! ってなるのがほとんど。
(しかし試験本番では結構な割合で落ちてる人がいるという 笑)
実際私も、教官の「もう十分っしょ?終わっていいよ?終われば?」ってなプレッシャーに負けて帰りました。←教官的にははよ帰って欲しい(笑)
じつは、実際の試験には、実習時はサラっと流して終わりの、「車のパーツ名を指差し点検」があるのです。
ローカルの人たちはこれをマレー語でやれますが、外国人のわたし達は当然英語でやらせてもらいます。
つまり、
日本語でも知らないような車のパーツ(知るわけないわ!!)を英語で覚えて、試験官の前で指差し点検しなきゃいけないんです!
車のボンネット開けて、中のあれこれのパーツまで、英語で覚えてにゃならんのですよ!
あかーーーーーん
まったくそそられへんわーーーーーーーー
車のパーツ、興味がこれっぽっちもないわーーーーーーー
教官のくれた、「英語版パーツ名称」の一覧見て、これまた英語のテストやんけと意気消沈。
もちろん図解はありません。確認する順にパーツ名が並んでるだけ。
謎にまじめで心配性な日本人、不安点を試験前に完全につぶしておきたい……!
なのでこればっかりは、コンドの駐車場でゆまちゃんの車を使って何度も自主勉強しました。
コンドの駐車場で、声張り上げて車の周りをくるくる回ってるあやしいふたり……。
各パーツの写真撮って、スマホで家でも復習したよ。↓こんな感じで…
さて、明日はとうとう試験当日です。(憂鬱で夢にまで見た)
いよいよ試験当日! 田舎の中年女殺し屋デビューなるか!?
なんと試験の集合時間は朝の8時です。(午前中に試験を全部終わらせるため)
私以上の心配性のゆまちゃんですので、とうぜん「一番のりか?」って程早くついていました。
教習所の駐車場のおっちゃんに、聞かれてもないのに「今日試験やねーん、めっちゃ緊張するわー!」的なこと話してました。
そういや、おっちゃんなんかのタイミングで駐車料金まけてくれてたな。なんだったんだあれは。
受験者は、マニュアルとオートマに分けられ、それぞれナンバーを割り振られます。
名前とナンバーの書かれた票が張り出されるので、自分のナンバーをチェック。
わたし達がお世話になった教習所の教官たちは、試験当日はサポーターです。
試験官は、教習所となりにある道路交通局の職員がやります。
軍人みたいな、胸元にカラフルなリボン(略綬)つけた制服姿でぞろぞろ登場し、緊張が高まります……。
道路交通局職員は公務員だからなのか、全員マレー系です。教習所のように中華系の人はいない。
ナンバー順に座らされ、試験の説明を聞きます。
このね、説明がね、なんとすべてマレー語です……。
時々「~~…、OK?」とか言ってんのだけわかる。
ぜんぜんOKじゃない。
これマレーシア人以外はどーせーとゆうのだ?????
けっこー長い説明中、マレー語サウンドを聴きながらぼーっと目の前の男の子の貧乏ゆすりみてました。(;’∀’)
途中で、すんごい英語のきれいな中東から来てるらしい優等生っぽい女の子が挙手して、
「何言ってるかわかりません!英語で説明してください!!」
って訴えてたんだけど、マレー語で「後で誰かに聞け」的なこといわれけんもほろろな対応でした。
ほえぇぇぇえ~ん……こわいよーーー
外国人に対してのフォローはないとあきらめよう……。
さて、割り振られたナンバー順で試験を受けていきます。
なので、早い番号をもらえてたら終了までも速い。
しかしこのナンバーは、当日早く着いた順とかじゃーないんで、早めに来てても無駄です!
…日本人早く着きすぎ問題…
試験の流れはこうです。
①路上試験:試験官と同乗し、路上の規定コースを走る
②車体点検:試験官の前で車のパーツ名を指差し点検
③ランプ:オートマ車限定の急停車を実践
④教習所内のコース試験:四か所のポイント(坂道、縦列駐車、T字方向転換、S字カーブ)を走る
①路上試験
どうやらこれに合格しないと②には移れず、終了、帰されてしまうようです。
先に試験官と出発し、戻ってきた受験者が、すごすご受付に戻り帰路につく様子を見てしまった……。 こわあああああい
試験官の待ち構える車に乗り込むと、発車前の指差し点検から採点が開始されています。
できるだけ、明るく大きな声で大げさにチェックします。
「サイドミラー、オーケエエエイ!ブレーキランプ、オーーーケエエエイ!ワイパー、オーーーーケエエエエエイ!」(ちょっとウザい感)
実習で練習で走った中でも、一番最短距離のコースを試験官が指定します。(←早く終わりたいから)
走行中、試験官は教官同様いろいろ試験に関係ない話をふってきます…。
「そうか日本人か。息子もドラえもんが好きだ。」
とか、
「結婚してるのか。」「どんな仕事をしてるのか。工場か。」
とか、定番の質問です。(こっち来て聞かれすぎて回答のテンプレできてるくらい)
いや、まあ無言よりはいいです。しかし、最後コース終えて到着かってときに聞かれた、
「酒は飲むのか。」にはちょっと緊張しましたね。
ムスリムの人はお酒禁止だし、非ムスリムの飲酒運転事故にはかなり厳しい目線を持ってます。
「わたしはお酒に強くないからそんな飲まないし、もちろん飲んで運転はしません!」
て強く言いました。
さっきまでどーでもいい世間話してたフレンドリーな若い試験官が、急にシビアな口調で、
「マレーシアの規則を尊重し、順守せよ。」
と、言ったのにビビりましたよ。
が、②に行ってよし!と言われたので合格したようです!!
②車体点検
試験官一人当たりにつき、5人が一斉に車の周りをくるくるしながらパーツを点検していきます。
正直これ、パーツ名おぼえたら、あとは大声はりあげたら合格します。
しかし、特にボンネットを開いて、試験官にお尻向けて点検するパーツは、どうやら聞こえてないっぽい。
全部ちゃんと指差し点検したのに、チェック項目「間違い」で×されてたもんね!!
おい、ひどいやないかい!
しかし、「あっち進んで」と、そっけなく指示されたので③に進む。
③ランプ
この、「急停車」が、どうやら試験の中での最難関箇所のようです。
なぜなら、実習中なんどもなんどもこれを繰り返し練習させられた から……。
このチェックは、車の前後にポールを立てて、そのポールを倒さないよう停止するという明確な基準があり、ごまかしがききません。
目の前でポールを「カッチョーーーーーン!!」と倒し、不合格になる人を見るたびに緊張が高まります。※不合格になったら試験終了 帰らされます
……実は私、ここで一回目の試験に不合格 になりました。
ゆまちゃんは引き続き試験続行中なので、受付で二回目の試験を一週間後に予約して、しょんぼり泣きながら先に家に帰ったよ……。
二回目の試験では、試験官がわたしの操作を「うん?あれは大丈夫なのか?」的に見てるのを、
試験のサポートをしている教官が、「あ、大丈夫っすね!」的にフォローしてるのを見ました。(笑)
ありがとう……教官のみなさん!
④教習所内のコース試験
さて、ここでは、一人車に乗り込み、教習所内を四つのポイントを通過しながら回ります。
試験官は、教習所中央のちょっと高く作られた小屋?の中にいて、四つのポイントを見下ろし、各車が問題なく通過できるかをチェックします。
わたし達が乗り込む車には車体に大きく番号がはられており、出発などの指示は試験官が車の番号を指して行います。
でだ、試験は全部マレー語で行われるため、この番号もマレー語で呼ばれるんですよ。
なので、
車に乗り込んだら、即、自分の車の番号がマレー語でなんと発音するか、スマホで調べました!
例:
0 コソン
1 サトゥ
2 ドゥア
3 ティガ
4 アンパッ
5 リマ
6 アナム
7 トゥジョー
8 ラパン
9 センビラン
10 スプロゥ
なんだけど……、
なんでかわたしの順番来たときは、
「Next!…Ao,go!!」
って名前で呼ばれました……(笑)
あ、あれえ??
ゆまちゃんはナンバーで呼ばれたらしい……。
ひょっとして、わたしが マレー語も英語もてんでダメ ってこと、試験官に伝わってるんじゃないですか……??
ありがとう……教官のみなさん!(二回目)
四か所のポイント(坂道、縦列駐車、T字方向転換、S字カーブ)ごとに、試験官が見てチェック。
もし問題があった場合は、教官が車まで飛んできて車から降ろされます。
つまり、不合格、試験終了。 すごすごと帰路につくしかありません。
実際何人か降ろされてるのを見ました……。特にマニュアル車の坂道発進では多いようだ。
教官にいつも言われていた、「リラ~ックス、リラ~ックス、スロウ、スロウナ~!」(リラックスしてゆっくりやるんやで!)を思い出し、
丁寧に進め、無事降ろされることなく一周できました!!
(実は最後のS字を完了するとき、ボッコン!って縁石に乗り上げたんだけど、見つかってなかった!!ラッキーー!←小声)
その後、一周できたメンバーは、順に呼ばれチェックシートの返却と共に合格を言い渡されます。
もうみんな、試験完了した後は安堵と一体感で、知らない者同士で目を合わせては、
「いけた?」「うん、パスした!あなたも?」「パスしたわ!」「やったね!」
的な目配せとシンプル英会話が繰り広げられてました。
何度も顔合わせてる再試験者同士はなおさら、「よかったなー!」ってボディランゲージで喜びを共有。
やれやれ、これでわたしも晴れて殺しの養成所卒業です!(いい加減くどいネタ)
ライセンスはまた後日、となりの道路交通局に受け取りに行きますよ!
免許証の発行時、手数料だか何だかの金額を要求されますが、その金額がゆまちゃんのとき(RM60)と、私のとき(RM120)と違っていました。
なので、すぐその足で教習所の窓口に「こんだけ払わされたんだけど」と領収書見せに行った。
するとなぜか、ゆまちゃんとの差額ではなく、全額RM120返金されました(!!)
?????
謎のラッキー。ありがたくお受けいたします。
(なんか説明されてるのかもしれない。わたしの英語聞き取り能力が悪いせいで、わかんないだけと思うぞ)
わたしみたいな英語能力(注:TOEIC385)で、初めての車の免許をマレーシアで取る人もそうそういないでしょう。
なので、皆さんはわたしのような(ワケワカラン……(+∇+)???)てこともまだ少ないと思います。
わたしがとれたので、きっとあなたも大丈夫です!
マレー語わかんなくても大丈夫です!!
マレーシアの免許証は日本で書き換えOKとのこと。
マレーシアにいるうちに、日本の1/5の予算で免許証ゲットしておくのもいいかもしれませんよ!!
※ちなみによく聞いた噂、「試験官が袖の下を要求してくる」「外国人には厳しく採点する」とかは全く感じませんでした!
フツーにローカルの人もガンガン落ちてるし、賄賂要求してくる気配、タイミングも微塵もなかったぞ。
どこの噂だ??地域に左よるのか、ふるーい言い伝え的な噂なのかもなー
それではこれにて、免許のおはなしはしゅうりょ~~~う!!
毎日仕事で死んでてブログ習所更新遅くてすんましょん。Twitterは毎日更新してるよ!(現在鍵付き)