fbpx

サブカル女が格闘技を始めた!ーKrav Maga(クラヴマガ)編ー

さて、イスラエル軍発祥の接近戦闘術クラヴマガです。

 

 

文系ひと筋何十年。

バスケやサッカーではボールに触ることなくコートをただ右往左往し、

 

マラソンは常にビリから二番目、逆上がりできないまま大人になった

この運動音痴漫画オタクの私。

 

過去何度もやったダイエットで、かたくなに運動することだけは避けてきたこの体力根性ともに無しの私

 

 

 

そんな非体育会系の私が格闘技を2年続けてきてわかったこと。

 

 

・やる気は身体を動かさないと出てこない

・運動することは辛くない むしろ楽しい

・運動すると肩こりが無くなる

・筋肉つくと姿勢よくなって背が伸びる

・筋肉つくと自信がつく

・半端なくお腹が減って朝から肉を食べる

・体脂肪率減っても筋肉量が増えるから体重減らない

 

 

 

一番実感したのは 運動がこれほどメンタルや考え方に影響を及ぼすのだという事実です。

 

 

 

……まあ聞いてはいたけどさ。

 

 

運動がメンタル面の健康には必要だとか、運動不足は心の健康もパフォーマンスも低下させるとか、知ってはいましたよ?

 

 

 

でもこちとら、昔っから体育会系には偏見あるんですわ!!

(ラグビー部員の集団レイプ事件とかコーチのモラハラとか後輩へのリンチとかのニュースや、それだけでなく過去身近にいた人間を見てきて) 

 

 

 

体育会系のほうがメンタルが健やかだとか! 認め難いんですよ!

(オタク文系の叫び)

 

 

 

でもね、わかった。

 

 

精神面が健全とか安定するというより、

 

謎の「自信」が湧いてきて積極的、アグレッシブになるんです。

 

 

「やったんぞオラ!」的なね……!

 

 

 

これが「精神面が健やか」か?と言われれば疑問ですが。

でもやる気がでて活動的になることは間違いない。

 

 

 

 

心身と日常が停滞している状態から、

 

「やったんぞオラ!」

 

と抜け出る最初の一歩はネットで無料体験に申し込むところからでした!

 

 

 

クラヴマガのクラスはレベルが4つに分かれており無料体験できるのはレベル1のクラスのみ。

クラスのスケジュールはスタジオによって異なります。

1クラス1時間。

 

 

持ってく物は運動しやすい服装、室内用の靴、飲み物、書かれてないけど指先のカットされた軍手(100均で売ってるやつでOK)があるとよし。

 

 

運動不足何十年の私が果たして一時間の激しい運動についていけるのか!?

と緊張して向かったスタジオは、照明明るく大きな鏡があり、トレーナーに女性もいる!

 

ぞくぞく集まってくる人たちも老若男女様々で、私みたいなオンチ臭い女もあまり浮いてない!(たぶん……!)

 

 

そこにいたのは、割合順に↓

 

運動不足のサラリーマン(年齢層幅広く)

格闘マニア(色んなジムを渡り歩いてるであろう経験者)

青年漫画の主人公(色白メガネやぽっちゃりオタク系)

小柄で地味目OL

おばさん(私より年上)

おじいちゃん(上は70くらいまで)

外国人(男女共に)

子ども(小学生から)

 

 

など。

 

 

そうして始まった初心者コースなんですがね、

 

 

 

……いや、初日はヤバかった……。

 

 

最初のウォームアップだけで、その急激な運動に体がびっくりして頭痛してきましたもん……。

 

 

……アップ終わった時点ですでにわたしの身体さん

 

「はーァ、びっくりしたー……! いやァ いい汗かいたわァ……かえろかえろ。 ね?かえろうね?」

 

って言ってましたからね……。

 

 

 

そんな顔真っ赤、足元フラフラ、あたまガンガンの身体さんをなだめ、そこからかまえや打ち方かわし方などを教えてもらいます。

 

 

さっき持ち物に書いていた指先を切った軍手は、オープンフィンガーグローブの代わり。

 

素手だとミットをパンチする時こぶしの骨の出ているところがすれて皮がむけてしまうので。

肉が見えて血が出てくるよ!(ボクシング漫画で見たやつやで!!)

 

 

 

レベル1のクラスはしょっちゅう体験の人が来るのでその都度基本のかまえをやってくれます。

 

 

 

おそらく過去格闘技を習ったことのある人は、過去やってきたそれとの細かな違いなどに違和感を感じるかもしれません。

 

リングがあり、レフェリーがいて、ルールにのっとって相手に勝たなければいけない競技ではないため、かまえひとつとっても少しずつ違います。

 

その理由を説明しながら、理論とともにトレーナーが教えてくれます。

 

 

 

 

結局私がいちばん知りたいいざという時の護身術って、競技の格闘技ではルール違反なものばかりなんですよね。

 

目つぶしとか、髪をつかんで後ろに落とすとか、金蹴りとか(笑)

 

正々堂々と勝負! ではなくて

相手の虚を突いて逃げるスキを作るためのもの。

それらを教えてもらえるのは本当によい。

 

 

加害する気でかかってくる相手がまともなわけないんだからまともに勝負したらあかん。

 

なんかさー、ジムに通いだしてわかったんだけど、やっぱり男の人の筋力は女とはちがうもん……。

 

さっき書いた“青年誌の主人公色白メガネくん”ですら私の倍以上の回数の腕立て伏せを深々とやれている……!ショック!

 

 

ただ俊敏性と体幹(ヨガなどで鍛えるコアマッスル)に関しては女性のほうが良い気がします。

格闘技経験者でも体幹の筋トレでは私より苦しそうだしね。

スタジオに響き渡るカウントの声と苦悶の唸り声……(ふぬぅ……!とか、うぐぐぅ…とか、むふぅう…!とか笑)

 

 

 

攻撃やディフェンスは型を教えてもらったあとはペアを組んでやるのだけど、

これがまたやっかいで当たり前だけど男の人は女と組みたがらない

遠慮するし、やりにくいし、練習にならないから。

 

 

なんで、「パートナーチェンジ!」ってなっても周囲の男性はぜったいに目を合わせないでどっかいっちゃう(笑)

 

 

こっちから捕まえて

「お願いしまっす!!」 ていわなきゃ逃げられる。

こちとら護身のために来てんだから遠慮されてたら意味ないし積極的に男性と組んでいきたいのだが。

 

 

 

 

そうこうしながら二年間、

 

 

体育の授業でのマラソンは運動部の子に何週も抜かれ、

ドッチボールでは開始早々に当てられずっとコートの外におり、

逆上がりも逆立ちもできないまま大人になったこの私。

 

 

トレーナーに

「最初はどうなることかと思ったわー」

とまで言われていた私でも、すでに一度テストを受けてレベル2に上がることができています!( ・`д・´)

 

(そのテストでの〝皆ができないと終わらない腕立て伏せ〟が、2年のあいだでいちばん辛かった……したたる汗で目がしみる!!これぞ体育会系!)

 

 

 

あれよ!!私、運動嫌いなんじゃなかったわ!

苦手だけど下手だけど、嫌いなわけじゃなかった。

 

 

みんなの中でできないことが目立って恥ずかしいとか、できるまで何度も残ってやらされるとか、比べられてできない奴って評価されるとかが嫌だったんだ。

 

 

運動して筋肉痛になるのも楽しい。

できなかったことができるようになるのも楽しい。

そうして自信がついて他の事までやる気が出てくるの最高。

 

 

 

しかしなんとか私の身体さんが言うこときいてくれるようになって思うのは、理論や動き方を知り、いくらジムの中で良い動きができるようになっても、

 

普段突然殴られたり、銃で脅されたり、ナイフで刺されそうになることなどない私たちは、いざスタジオの外でそんな目にあっても瞬時に反応などできません。

私が考えるまえに身体さんが反応してくれるようになるまで、ひたすら練習あるのみです。

 

 

 

あとは、いつ何時どんな危険に晒されるかもしれない!という危機感を持てるようにすることですね!

 

じつはその心構えこそがなかなか身につかない気がしてます。

 

 

 

次回は続けて総合格闘技のジムにも行きだした話か、こないだ行った関西レインボーパレードの話のどちらかをします!

 

漫画の力はすごいって話の続きも、またtwitterのアンケートで一番よみたい記事「女同士の出会いとセックス」(下ネタだな!)についても書かないとね!

 

 

 

書きたいことがいっぱいで幸せだー!

いつも読んでくれてありがとう!(”ω”)