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人は知らない天国よりなじんだ地獄にいたがるよね!

  人は知らない幸福よりも なじんだ不幸を求める

 

  会社に 馬鹿にし合い憎しみ合っているかのように見えるのに、お互い猫なで声で接し合い あだ名で呼び合い 一緒に行動し プレゼントやお土産を渡し 気を使い合っている人たちがいる。

 

その人たちは一緒に誰かの陰口を言い合い、自分は正しく普通でその都度ムカつく〝誰か〟がおかしな人であると文句を言い共感しあって盛り上がり連帯している。
一見はた目には仲良しのグループかのようなのだけど それぞれがまた相手のいないところでいない相手のことを こき下ろし 悪口を言い、それに同調するようほかの人にしむけている。

 

しむけられるほうは(私は)意味が分からず愛想笑いと生返事しかできない。

 

仲良くしている相手の陰口にのせられて同調していいことあるとは思えないし そんなことを言ってる人も信用できない

 

しかし彼らは 同調しない私こそまるで危険分子かのように受けとり、そうして社内で自分の陰口を言わない相手を遠ざけ お互い陰口をたたき合ってる相手とつながろうとする。

 

 

    私には不思議で仕方がない思考と行動なのだけど 最近なんとなくわかったのは、
人は同じ文脈で生きる人と繋がろうとするのだな ということ。

 

自分の価値観や常識内の人間とつるむ 。たとえそれが嫌い合っている者同士でも 自分の知らない価値観で行動する人間よりよほど親和性があるからだ。

 

 

    私は嫌いな人とはさっさと距離をおいて余分な精神的ストレスがかからないようにしたいタイプだ。
しかし彼らは、嫌だ嫌だ馬鹿だクズだと言いながら 近寄って行き 笑顔を作り 猫なで声を出し相手に気に入られようとする。
そうしてストレス値を自分でどんどん上げていってる。

 

 

   あれなんなんだろうなー?
嫌なものから逃げたり拒否したりすることをこの人たちは知らないのかしら?

 

と不思議に思っていたのだけど、ある時会話の中で気づいたことがありました。

 

 

彼らは 自分こそが「ちゃんとしていてエライ」と思っている!
「嫌な相手にもにこやかに対応して仲良くしてて私エライ!」と思っている!!
 
 
(´°д°`)……

 

 

彼らは 自分から陰口や暴言や憎しみやがあふれ出ていることには気づいていないんだろうか……?

 

それは気づいたうえで問題ないことなのだろうか?

 

そういう訳のわからない世界からは距離を置いてはなれた所から見ていると、
たぶんその世界は彼らのよく知る世界  なじみのある世界なんだろうな
そこでのマナー そこでの身の振り方をやっているだけなんだな、と思える。

 

そのマナーや身の振り方はおそらく家庭や学校や職場で長い年月で培ってきたものなのだろう。

 

 

   私はそのマナーや身の振り方を身に着けたくないので やはり彼らとは距離を置いていたいと思う。

 

人は一緒にいる人に影響されていくものだから。良くないものからは距離を置く。嫌なものからは嫌われるくらいがちょうど良い。