「今回は一身上の都合で退職させていただくにも関わらず、このような会を設けて頂いて大変恐縮しております。
実を言うと先日社長に送別会の希望日程を聞かれた際、こういった会は必要ないので結構ですと辞退していたんです。
と言いますのも、今回の転職先が非男子永久子供国ということもあり手続きと成長に毎日忙しく、
夜はできれば休みたいというのと、こういった場での紋切り型かつ形式だけの挨拶が本当に苦手というか嫌いだからです。
なので、非男子永久子供国語にはなりますが最後くらいは自分自身の言葉で挨拶させていただくことをお許しください。
~以下非男子永久子供国語にて~
わたしは4月吉日をもってこの㈱疑似中学校教室を退職し、1か月以内に非男子永久子供国へ移住、のち現地企業で働くことになっています。
わたしがこの㈱疑似中学校教室に入社したのは12年前の春だったと記憶しています。
初めての正職、初めての事務職、身内にも友達にもいないその職種への就職でした。
当初はわからないことだらけ、また中学生当時ですらその教室での正しいふるまいができなかった私にとって、この㈱疑似中学校教室での日々はカルチャーギャップの連続でした。
それこそ毎日が海外旅行の気分だったのを覚えています。
実は10年以上勤め、そこそこ業務に慣れた今でもその感覚は変わっていません。
会社は社会の縮図だと私は思います。
自分や親しい人間の価値観や常識とは全く違うこの㈱擬似中学校教室のそれが、男子永久子供国独自のものと同じだと気づけたこと、自分がここでは老けすぎていて浮いていると気づけたこと自体が、㈱疑似中学校教室で得た一番の財産です。
おかげでこうして男子永久子供国を出る決断ができました。社長はじめ社員の皆様には心より感謝しています。
こんな田舎のシングルマザーにすらわかるほど今、世界経済や世界情勢、人の生き方は大きく変わっています。
皆様方に置かれましては今後もその変化に心身ともに対応し、健康に人生を楽しまれますようお祈りしまして、私からの感謝のご挨拶とさせていただきます。
本日はお忙しい中お集まりくださり本当にありがとうございました。